痩せたはいいけど下腹ぽっこりだけ治らなくて困ってます・・
痩せているけど下腹ぽっこりの方の多くは「反り腰」が原因です。
なぜ反り腰だと下腹ぽっこりになるのか、原因と改善方法を詳しく解説します。
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下腹ぽっこりは反り腰が原因
痩せているのに下腹だけぽっこりしている方は反り腰が原因かもしれません。
反り腰は骨盤前傾+肋骨が開いた姿勢ですので、腹筋がはたらきづらくゆるゆるなハンモックのような状態です。
この状態では内臓や腹腔内圧がおさえられず、下腹だけぽっこりしてしまいます。
骨盤が前傾すると下腹ぽっこりに
骨盤が前にたおれることを前傾といいますが、前傾した状態だと腹筋下部が伸ばされた状態になります。
腹筋下部は内臓を下から支えているため、ここがゆるゆるになると下腹がぽっこりしてきます。
また、骨盤は前傾すると上側が横にひろがりやすくなります。
骨盤幅が広がることで腹横筋や腹斜筋がはたらきづらくなり、下腹が出やすくなります。
つまり下腹ぽっこりの反り腰さんをなおすには、骨盤を後傾して骨盤の上側を締める作業が必要になります。
肋骨が開くと下腹ぽっこりに
反り腰で肋骨が反り返る(リブフレア)と呼吸筋である横隔膜が斜め下方向を向きます。
横隔膜は呼吸の度に上下に動き腹腔内圧を調整していますが、向いた方向にしか動けません。
リブフレア状態だと横隔膜は呼吸の度に斜め下方向に圧をかけ続けます。
そうすると内臓が下垂し腹筋が伸びてしまうため下腹がぽっこりしてしまいます。
リブフレアを修正すると横隔膜が真下方向に動くので腹腔内圧が360度均等にかかります。
つまり下腹ぽっこりをなおすには骨盤の前傾をなおしつつ、肋骨の位置を修正する必要があります。
スウェーバック姿勢で下腹ぽっこりに
反り腰の最終形態がスウェーバック姿勢です。
この姿勢は体幹に対して骨盤が前に突き出てしまっているため、下腹ぽっこりがものすごく強調されてしまいます。
デスクワーカーや出産後の育児でなりやすい姿勢ですので注意が必要です!
私の経験上スウェーバック姿勢の方は、体がバラバラに動きやすく脳と体がつながっていない方が多いです。
こういった方は間違いなく体を動かすことが必須です!
下腹ぽっこり改善エクササイズ
ファーストポジション
- 肘をついてお祈りをするようなポーズをとる
- そのまま背中を丸めてゆっくり呼吸する
- 吸った空気が腰のほうに入っていくイメージで呼吸する
- 1分間繰り返す
90-90ペルビックティルト
- 仰向けに寝て椅子に足をひっかける(膝と股関節が90度になるように)
- 尾骨をゆっくりあげて骨盤を後傾する
- ゆっくり戻してまた尾骨を上げる動作を繰り返す×10回
- ももの裏(ハムストリングス)に筋肉の収縮を感じられたらGOOD!
オールフォーベリーリフト
- 四つん這いになる(肩の真下に手、骨盤の真下に膝)
- 手で地面を押しながら背中全体を丸める
- この姿勢でゆっくり1分間深呼吸する
- 腹筋を感じられたらGOOD!
まとめ
痩せても下腹ぽっこりがなおらない方は『反り腰』が間違いなく関係してます。
反り腰を改善するためには、
①肋骨を閉じること
②骨盤の前傾を改善すること
この2点がまずは重要になります。
ぜひおすすめのエクササイズを試してみてください!
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